Microsoftは、690億ドル(約9兆6000億円)でのゲーム開発会社Activision Blizzard買収を完了するための努力を続けているが、米連邦取引委員会(FTC)は、この買収を阻止するため、新たな障害を設けたと報じられている。
CNNによると、FTCは米国時間6月12日、MicrosoftによるActivision買収が7月18日の期限前に成立することを阻止するための差し止め請求を行ったという。FTCが、「Microsoftは、『Xbox』ゲーム機と急速に拡大している同社のサブスクリプションおよびクラウドゲーム事業に競合する企業を抑圧できるようになる」可能性があるとして、この買収を阻止する訴訟を起こしたのは、2022年12月のことだ。
MicrosoftがActivision Blizzard買収計画を初めて発表したのは、2022年1月。この買収が成立すると、Xbox開発元のMicrosoftは、競合するソニーに次いで世界第3位のビデオゲームパブリッシャーになる。Activision Blizzardは、最大規模を誇るサードパーティーパブリッシャーの1社で、「Call of Duty」「キャンディークラッシュ」「オーバーウォッチ」など、複数の主要フランチャイズを保有している。これを傘下に収めればMicrosoftは、切望していたゲームカタログの強化を図ることができる。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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