ゴーグル型デバイスは「装着感」が重要になってくる。長時間つけても疲れないか。「快適」とはいかなくても「不快」にはならないで欲しいものだ。
Apple Vision Proではヘッドバンドで後頭部を包み込みつつ、右側にあるダイヤルを回すことで締め付け具合の調整が可能だ。サイトなどには載っていないのだが、デモ機材では左から頭頂部、さらに右側に向けてのベルトが存在していた。いずれもApple Watchのベルトでのノウハウがあるのか、とてもフィットしている印象であった。
ゴーグル自体は見た目が重厚感があって、重たいイメージがあるが、そこまで重量感があるわけではない。40分ほどのデモであったが、特に疲労感はなかった。
別付けになっているバッテリーはiPhone 14 Pro Maxよりもちょっと重そうな感じがした。バッテリーと本体を別々にして間違いなく成功だろう。
これまであれこれ試してきたヘッドマウントディスプレイ端末の欠点や課題をApple Vision Proは見事に解決している。その実力は予想を遥かに上回るものだ。
いろいろと努力して原稿を書いているが、Apple Vision Proの凄さの1%も伝わっていないと思うと、歯がゆくてとても悔しい。早く、日本に上陸して、一人でも多くの人に体感して欲しい。
これは単なるヘッドマウントディスプレイ端末ではなく、未来の「空間コンピューター」であることは間違いない。
ちなみに自分は来年初頭、Apple Vision Pro発売日にハワイにいって購入するつもりだ。
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