nat、空間をデジタル化するアプリ「Scanat」をアップデート--間取り図面の自動変換など機能追加

 住宅、建設業界向け3Dスキャンアプリを展開するnetは6月1日、空間を高精度にデジタル化するアプリ「Scanat(スキャナット)」のメジャーアップデート(バージョン1.1.0)実施を発表した。「間取り図面の自動変換」や「CAD画面作成オプションサービスの拡張」など、新機能を追加している。

空間をデジタル化するアプリ「Scanat」
空間をデジタル化するアプリ「Scanat」

 Scanatは、iPhoneやiPadでスキャンするだけで、屋外や屋内などの空間を、高精度に記録できるiOSアプリ。2022年1月末のリリース以降、中小工務店から大手上場企業まで、全国37都道府県、累計200社を超える利用があるという。

 これまで空間に関するやりとりは、図面や写真、ビデオのみであったが、Scanatによるデジタル空間の構築を通じて、まるで現場にいるかのような体験が可能となるとしている。

 今回のアップデートでは、アプリデザインの変更や新機能の追加などを実施。新たに追加した「間取り図面の自動動変換」機能は、「間取りスキャン」モードで作成した3Dモデルを、間取り図面に自動変換することができる。

 また、「CAD図面作成オプションサービスの拡張」として、撮影した3Dモデルから図面を作成する「CAD図面作成代行サービス」で対応可能な図面を追加。これまで住居用物件の平面図のみであったところ、オフィスや店舗などの3Dモデルに加え、立体図面や天伏図の作成にも対応可能となった。

 さらに、撮影した3Dモデル内で計測した寸法、面積、メモのCSV出力が可能となり、見積や報告書の作成等、現場調査後の作業軽減が期待できる。計測したデータは、用途に応じた色分けや、表示、非表示の設定が可能となった。

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