Microsoftは米国時間5月23日、最も重要なソフトウェア製品である「Windows」に人工知能(AI)のチャットインターフェースを直接組み込む新技術「Windows Copilot」を発表した。このツールは、文書の要約、楽曲の提案、PCの技術的サポート、検索エンジンやAIチャットボットに尋ねるような質問への回答といったタスクに対応できる。
Windows CopilotはWindows 11のプレビュー版で利用可能になる予定で、タスクバーに表示される青いリボンの輪のようなアイコンからアクセスする。アイコンをクリックするとチャットインターフェースのサイドバーが開き、質問を入力したり、「ダークモードを有効にしますか?」というプロンプトに対してボタンをクリックして指示を出したりできる。Microsoftのコーポレートバイスプレジデント兼コンシューマー事業担当最高マーケティング責任者Yusuf Mehdi氏によると、6月にこの機能のテストを開始するという。
Microsoftはすでに、検索エンジン「Bing」とウェブブラウザー「Edge」にAIを組み込んでいるが、Windowsははるかに多くの人がより長時間にわたって利用している製品だ。
年次開発者会議「Microsoft Build」で、同社の最高経営責任者(CEO)Satya Nadella氏は「われわれはWindowsという最大のキャンバスにCopilotを組み込む」と述べた。さらに、AIチャットインターフェースの登場は、コンピューティングの進歩にとってインターネットや「iPhone」の登場といった他の大きな節目と同じように重要だとした。
Microsoftは、Copilotの技術を生産性ツール群「Office」にも組み込む計画だ。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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