Googleの「Pixel 7」「Pixel 6」シリーズで、5月のセキュリティアップデートをインストールした一部端末にバッテリーや発熱の問題が発生していると、9to5Googleが米国時間5月15日に報じた。Googleによると、問題は解消済みだという。
ユーザーがGoogleのサポートページやRedditに寄せた報告によると、一部でバッテリーの消耗が早くなったり、本体が熱くなったりする現象が見られるという。こうした問題は5月6日ごろからGoogleに報告されるようになった。
Redditユーザーのnocapsallspaces氏は、多大な労力を費やした末に問題の原因らしきものを突き止めたという。サポートとやりとりし、指示されたトラブルシューティングを試した結果、原因は「Google」アプリかもしれないと報告している。他のユーザーからは、バッテリー消耗は「Android System Intelligence」が原因ではないかとの指摘も上がっている。
Googleの広報担当者は「Googleアプリに対する最近のバックエンドの変更により、一部のAndroidデバイスでバッテリー消費が速くなるという意図しない現象が生じた」と述べ、「問題を把握したすぐ後に修正をリリースしており、影響を受けたユーザーは自身のデバイスが通常の動作に戻っているのを確認できるはずだ。この修正はアプリの更新を必要としない」と続けた。
Pixelシリーズは高評価のデバイスで、決定的な「Android」体験を多くのファンに提供している。しかし、Pixelデバイスではこの種のソフトウェア問題が何年にもわたって発生し、高評価に影を落としている。過去には「Pixel 2 XL」で画面の焼き付き問題、「Pixel 3」でマイクや通話性能の問題、「Pixel 4 XL」で電源の問題、「Pixel 5a」で発熱の問題が起きている。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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