ファストフードチェーンのWendy's(ウェンディーズ)は、ドライブスルーでの注文受付を自動化するためのAIシステム「FreshAI」を、Googleの生成系AIと大規模言語モデル(LLM)をベースに開発した。直営店で試験運用を開始する計画。
Wendy'sによると、ドライブスルーで注文する顧客の割合は全体の75~80%あるそうだ。注文内容はメニューの膨大な組み合わせで複雑なうえ、周囲の騒音に音声が紛れてしまうため、AIによる受付の自動化は難しかったという。
この問題に対処するため、Wendy'sはGoogleのAIとLLMを採用。メニューのデータや接客マニュアルを与え、店舗のハードウェアおよびPOSシステムと連携させることで、FreshAIを開発した。
Wendy'sはFreshAIを、6月からオハイオ州コロンバス地区の直営店舗で試験的に使用する。この試験運用での結果を参考にして、他店舗のドライブスルーへも導入していく。
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