次にドライブスルーでビッグマックを注文するとき、応対しているのはロボットと店員のどちらなのか考えてしまうかもしれない。McDonald'sは米国時間9月10日、人工知能(AI)を手がける企業Apprenteを買収したと発表し、注文処理の自動化に向けて一歩前進した。
シリコンバレーを拠点とするスタートアップのApprenteは2017年に創業し、「多数の言語とアクセント、項目を用いた複雑な会話による注文」 のための音声ベースのプラットフォームを開発している。McDonald'sはこの技術を同社のドライブスルーに組み込むことを当初から計画している。このシステムはすでに複数の店舗でテストされているので、客がマックフルーリーを注文する際に話している相手はロボットかもしれない。
McDonald'sは今後この技術をモバイル注文やキオスクに導入したいと考えている。
「Apprenteの優秀なチームと彼らが開発している技術が、当社のGlobal Technologyチームに統合される新たなグループであるMcD Tech Labsの基礎となり、イノベーション文化をさらに発展させる」と、McDonald'sのプレジデントと最高経営責任者(CEO)を務めるSteve Easterbrook氏はプレスリリースで述べた。
McDonald'sは3月、機械学習(ML)を手がける企業Dynamic Yieldを買収すると発表した。同社の「意思決定論理技術」は、時間帯や天気、交通状況などの外部要因に基づいてメニューの表示を微調整し、注文に追加できるものを提案する。つまり機械がフライドポテトやLサイズのコーラを注文するよう客を後押しするということだ。
McDonald'sはさらにモバイルアプリ開発企業のPlexureにも出資し、「Global Mobile App」の開発に取り組んでいる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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