「Android」ファンの方々は、何年もうわさされてきた、真のGoogle製折りたたみ式「Pixel」デバイスを2023年のI/Oでついに見られるかもしれない。
現在流布しているうわさが本当なら、「Pixel Fold」は、サムスンの「Galaxy Z Fold4」よりも少しずんぐりしたデザインになるだろう。「OPPO Find N」により近いものになるかもしれない。つまり、Galaxy Z Fold4は、本体を閉じると長いスナックバーのような形状になるが、Pixel Foldは従来のスマートフォンの18:9に近いアスペクト比になる。また、本体を開くと、長方形よりも正方形に近い形状になりそうだ。
Front Page Techが報じたうわさによると、Pixel Foldのカラーバリエーションはオブシディアン(黒)とチョーク(白)の2種類のみになるという。価格は1799ドル(約24万円)で、6月27日にリリースされるとのうわさもある。
Pixel Foldには、2020年の「Pixel 5」のような、かなり古いカメラシステムが搭載されるとのうわさがあると9to5Googleが過去に報じているが、このうわさが現実にならないことを願っている。現在の「Pixel 7 Pro」には、ほぼデジタル一眼レフ並みの素晴らしいカメラが搭載されているのに、2023年に登場する1000ドル以上のスマートフォンに3年前のカメラが搭載されたら、消費者は間違いなくがっかりするだろう。
Googleは通常、I/Oで前年のプレミアムモデルのPixelスマートフォンの廉価版を発表する。2023年のI/Oでは、「Pixel 7a」が発表されるとのうわさがある。報道によると、Pixel 7aは2022年の「Pixel 6a」よりも50ドル高い、499ドル(約6万6000円)になる見通しだという。標準の「Pixel 7」が599ドル(日本では8万2500円)であることを考えると、このうわさが本当だった場合、Pixel 7aとPixel 7の価格差が小さくなりすぎるのではないだろうか。
そうなったら、Pixel 7のセールや値下げを待つか、あるいは、状態の良いPixel 7の中古品を購入した方がいいかもしれない。
いずれにせよ、Pixel 7aは全体的に漸進的なアップグレードになるはずだ。「a」シリーズの他のデバイスと同様、フラッグシップモデルと同じ「Tensor」チップが搭載される可能性が高く、カメラや画面、作りも改善されるだろう。
GoogleはPixel Tabletについても詳細を発表する可能性がある。同社は、この製品が2023年中に登場すること、そして、スマートディスプレイとしても機能するドックが提供されることをすでに明かしている。ドックは別売りで、Amazonに先頃掲載された商品ページを見ると、価格は129ドル(約1万7000円)になりそうだ。Googleはサードパーティーのスマートディスプレイのソフトウェアサポートを終了したため、アップグレードの必要性を感じている人もいるかもしれない。
「Android 14」のベータ版は現在、Pixelデバイスで利用できるが、GoogleはこのAndroidの次期バージョンについて、より詳しい情報を発表するはずだ。同社の2月のブログ投稿によると、Android 14では、折りたたみ式デバイスやタブレットのサポートが強化されるという。大画面でのAndroidの操作性は取って付けたように感じられるので、これは朗報だ。
それ以外では、Googleはすでに衛星通信に言及している。いつものように、速度やバッテリー持続時間、使いやすさの漸進的な向上も期待できる。
Googleは過去のI/Oのプレゼンテーションで、次期フラッグシップスマートフォンを先行的に披露してきた。おそらく、今回も同じように「Pixel 8」をティーザー的に披露するはずだ。Pixelデバイスは、発表の何カ月も前からオンラインでリークされることが多い。そのため、Googleは発表前のリークに対処するよりも、事前にティーザー的に披露した方が得策だと判断したようだ。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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