Netflixは、2022年に一部の中南米諸国でアカウント共有に課金する方法のテストを開始し、2023年2月にはこの新たな方針をカナダやスペインなど4カ国に拡大した。そして今回、米国の加入者が望まなかった瞬間がやってくる。パスワード共有に対する課金が、2023年第2四半期に、つまり6月末までに米国を含む多くの国で正式に開始されることになったのだ。
Netflixは米国時間4月18日、株主宛の書簡でこの措置を発表した。Netflixの加入者で、物理的に同居していない人とパスワードを共有しているユーザーは今後、サブアカウントごとに追加料金を支払う必要がある。アカウント共有に対する課金がすでに開始されている国では、スタンダードプランまたはプレミアムプランの加入者のみがサブアカウントを追加できるが、追加は2人までという制限がある。サブアカウントを追加しない場合、有料会員と同居していないユーザーは同プラットフォームからブロックされ、自身のアカウントで加入するよう促される。この際、オプションで「プロフィールの移行」機能を利用できる。
アカウント共有への課金がすでに開始されているカナダでは、有料会員数が「アカウント共有課金の実施前より多い」状況で、増加傾向にあるという。同社は米国でも同様の結果が得られると見込んでいる。
2022年第1四半期に加入者数が減少して以降、Netflixは同社サービスから収益を増やす新たな方法に注力してきた。2022年11月には、同時に1台の対応デバイスのみで視聴可能な月額6.99ドル(日本では税込790円)の「広告付きベーシック」プランを開始した。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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