Netflixは、4か国で新たな料金体系を導入し、アカウント共有対策を開始した。別世帯で会員資格を共有しているアカウントに課金する。
料金は、初期のテスト時よりも高くなっている。
Netflixは2022年、この10年間で最大の会員数減少を記録した後、「アカウント共有をマネタイズする」方法のテストを開始した。同社は、世界全体で会員数が2億3000万人を超えており、1億を超えるアカウントが共有されていると推測している。
Netflixは米国時間2月8日、カナダ、ニュージーランド、ポルトガル、スペインで「追加会員」のサブアカウント料金を導入し、同日から適用すると発表した。2022年から南米の数カ国でテストしている方式にならい、「主な利用場所」以外で会員資格が利用されている会員に対して、2件までのサブアカウントを対象に料金支払いを求める。
追加会員の月額料金は、カナダでは7.99カナダドル(約780円)、ニュージーランドでは7.99ニュージーランドドル(約670円)、ポルトガルでは3.99ユーロ(約560円)、スペインでは5.99ユーロ(約850円)となっている。Netflixは、米国など、他の国々で追加料金を導入する時期について明らかにしていない。
だが、上記の料金は、アカウント共有がすでに実施されている南米諸国よりもかなり高く設定されている。
Netflixは追加会員の料金について、南米におけるテストでは平均してスタンダードプランの25%としていたのに対し、新たな4カ国では同プランの43%に設定している。
また、米国との関係が最も緊密な市場であるカナダでは、追加会員1人当たりの料金が最も割高で、スタンダードプランの約半分だ。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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