Appleが米国時間6月5日から開催する年次開発者会議「Worldwide Developers Conference」(WWDC)では、多くの発表が期待できる。長らくうわさされているAppleの拡張現実(AR)/仮想現実(VR)ヘッドセットに加えて、「iPhone」向けの次期モバイルOS「iOS 17」が披露されるとみられているのだ。このiOS 17では、ついにアプリのサイドローディングが実現する可能性があると、Bloombergが米国時間4月16日に報じている。
iPhoneの場合、アプリのサイドローディングとは、Appleの「App Store」を経由せずにアプリをダウンロードできることを意味する。Bloombergによると、サイドローディングの導入は、2024年までに欧州の新規制に対応するためだという。
欧州の新法は、外部の開発者に公平な競争の場を提供することを目的とするが、Appleにとっては大きな変化だ。同社はこれまで、アプリのサイドローディングに断固として反対してきた。サイドローディングはiPhoneのセキュリティを損なう恐れがあるという主張だ。
WWDCではほかに、「iPadOS 17」と「macOS 14」が披露され、「watchOS 10」へのメジャーアップデートが発表される見通しだ。現時点では明らかでないが、サイドローディングの導入はこれらのOSにも及ぶ可能性がある。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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