Appleが新しい「M3」チップを搭載する製品を発表するのは、わずか数カ月先のことかもしれない。BloombergのMark Gurman氏は米国時間3月5日のニュースレター「Power On」で、AppleがM3搭載「MacBook Air」を6月に発表した後、M3搭載「iMac」を年内に発表する可能性があると報じている。
Appleは、6月の年次開発者会議Worldwide Developers Conference(WWDC)で、おそらく13インチの新型MacBook Airとともに、M3を発表する予定だと報じられている。Apple情報の発信源として信頼されているGurman氏によると、この新しいチップは、「Appleが『Mac』のチッププロセス技術を5nmから3nmに移行する」初めてのチップになるという。
新しいM3搭載iMacは、既にテストフェーズに入っており、ほとんどが内部変更になる見込みだ。出荷は、早くても2023年後半と報じられている。M3チップは、2024年前半に刷新される「iPad Pro」にも搭載される見込みだという。このiPad Proは、Appleタブレットとして初めて有機EL画面が搭載されるようだ。
Appleにコメントを求めたが、すぐには回答を得られなかった。
Bloombergは、以前にも今回と同じ情報の一部を報じていたが、その時は発売時期が今回ほどはっきりしていなかった。Gurman氏は2022年9月のニュースレターで、M3搭載iMacが、 15インチのMacBook Airと新型「Mac Pro」とともに開発中だと報じていた。
Appleはこれまで15インチのMacBook Airを製造したことがない。同社はこの軽量コンピューターの11インチ版を製造したことがあったが、2016年に廃止された。それによって、MacBook Airは13インチモデルのみとなった。
iMacが、「M1」チップの搭載によって最後にアップデートされたのは2021年4月で、それから2年近くが経過している。一方、Appleの最も高性能なコンピューターであるMac Proは、最後のアップデートが2019年で、今もIntel製プロセッサーが搭載されている。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス