Motorolaは、バルセロナで今週開催されているMobile World Congress (MWC)で、巻き取り式の画面を搭載するスマートフォンのコンセプトモデルを披露し、強い印象を世間に与えたが、その親会社であるレノボも、フレキシブルディスプレイに取り組んでいる。同社は、ボタンを2回タップすると画面が縦に伸びていく、度肝を抜くノートPCのコンセプトモデルを披露した。
実際にこの目で見たその様子は、まるで手品のようだった。
MWCのブースで見たそのコンセプトモデルは、キーボード、トラックパッド、12.7インチのディスプレイを備え、外観は通常のノートPCとほぼ同じに見える。しかし、そのディスプレイはフレキシブルで、ノートPC本体からスライド式に伸縮する。側面のボタンを2回タップすると、画面がゆっくりと伸び始めて、最終的にはアスペクト比8:9で15.3インチのはるかに大きなディスプレイになる。
この縦長の画面は、専門性の高い作業に最適である可能性がある。ウェブページを下にスクロールする場合や、大きなドキュメントやスプレッドシートで作業する場合に、はるかに多くの部分を一度に表示できるためだ。
レノボのこのノートPCは、純粋な概念実証モデルであり、生産開始はおろか、この技術を将来の端末に採用する予定もない。
しかし、その開発には間違いなく多くの時間、労力、資金が投入されているため、この技術が何らかの形で何世代か先の製品に採用されたとしても、驚くには値しないだろう。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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