大和ハウス工業は2月27日、24時間防犯カメラ機能付きインターホン搭載の宅配ボックス「Next-Dbox+S」を、ナスタと共同開発したと発表した。4月から全国で発売するほか、大和ハウス工業が開発、販売する戸建分譲住宅地にも順次導入予定。税込価格は35万2000円〜。別途設置費が必要になる。
新型コロナウイルス感染症の拡大などの影響を受け、eコマースの利用が増加したことにより、2021年度の宅配便取扱個数は、49億5323万個と過去最高になるなど、10年前と比較すると約1.4倍に増加しているという。宅配ボックスは、テレワークなどにより在宅時間が増加する中においても、非対面・非接触で荷物を受け取ることができること、近年普及した「置き配」サービスでの盗難や破損の心配がないことなどから需要が高まっているという。
両社が開発した「Next-Dbox+S」は、スマートキーを搭載した戸建住宅向け宅配ボックス「Next-Dbox」に、24時間玄関先の撮影、録画を可能とした「24時間防犯カメラ」や、宅配会社の配達スタッフへの応対を自動で済ませられる「宅配専用ボタン」機能を備えた「Nasta Interphone」を搭載したもの。置き配でのトラブル防止と利用者の利便性向上を図った製品となっている。
スリム、ワイド、オーバーの3タイプをそろえ、サイズは、スリム、ワイドが高さ1530mm×幅320mm×奥行き430mmで、2リットルのペットボトル6本入り1ケースの受け取りが可能。オーバーは高さ1480mm×幅450mm×奥行き630mmで、2リットルのペットボトル6本入り2ケースを受け取れる。
有料のオプションプランに加入すれば、スマートフォンやタブレットに専用アプリをインストールし、外出先でも来訪者の確認や応答ができる機能も搭載。リアルタイムのカメラ映像を確認できるほか、録画記録の確認、呼び出し音を遮断する「おやすみモード」などの設定が可能だ。
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