Netflixの共同創業者で、25年にわたり最高経営責任者(CEO)を務めたReed Hastings氏が、共同CEOを退任して会長になる。現共同CEOのTed Sarandos氏は引き続き同社を率いる。新たな共同CEOには、最高執行責任者(COO)を約3年、最高製品責任者(CPO)を約6年務めてきたGreg Peters氏が就任する。
経営陣の交代が発表された米国時間1月19日、Netflixは予測を上回る第4四半期の成長を報告し、過去10年で初めて会員数が減少した波乱の1年を締めくくった。
世界最大の動画配信サービスであるNetflixは、会員数が2022年10〜12月に766万人増加して計2億3075万人になったと発表した。この数字は、同社が10月に示した新規会員450万人増という予測を上回っている。また、それよりやや楽観的だったアナリスト予想平均457万人も上回った。
会員数の変動とより広範な経済に対する懸念から投資家が不安を抱き、Netflixの株価はこの1年間に、3分の1以上下落した。
Hastings氏は共同CEOの辞任に関する投稿で、2年以上前からすでにSarandos氏とPeters氏に権限を委譲してきたと述べている。
同社は11月に低価格の広告付きサブスクリプションを導入した。また、アカウント共有に対する追加料金をいくつかの中南米諸国で試験的に導入しているが、2023年にはそれ以外の国でも課金する予定だ。
決算発表の中で同社は、第1四半期にパスワード共有の料金をより多くの地域で導入し始めると述べた。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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