Microsoftは米国時間1月23日、「ChatGPT」と「Dall-E」の開発元である新興企業OpenAIとの提携を延長したことを発表した。これをもって、複数年にわたる数十億ドル規模の出資の第3フェーズに入ると、同社はブログ記事で述べた。
「われわれの提携のこの次期フェーズでは、あらゆる業界の開発者と組織に、それぞれのアプリケーションを構築・実行するための、『Azure』を利用した最高のAIインフラ、モデル、ツールチェーンが提供されることになる」と、Microsoftの会長兼最高経営責任者(CEO)Satya Nadella氏は記している。
Microsoftは、スーパーコンピューティングシステムの開発と展開への投資を増やして、OpenAIの研究を支援すると述べた。また、同社のコンシューマーおよびエンタープライズ製品全体にOpenAIのモデルを展開するとも述べた。
OpenAIは23日、Microsoftとは別にブログ記事を公開し、この出資を受けても、同社は利益上限付き(capped-profit)企業であり続けると述べた。Microsoftの出資により、「われわれは、ますます安全かつ便利で強力なAIに関する独立した研究と開発を継続できる」と、OpenAIは記している。
MicrosoftとOpenAIの提携は、OpenAIが自社の人工知能(AI)実験の実行に、MicrosoftのクラウドコンピューティングソフトウェアAzureを使用することに同意した、2016年に始まった。その後2019年に、Microsoftは、新しいスーパーコンピューティング技術を共同開発するために、10億ドル(当時のレートで約1080億円)をOpenAIに出資した。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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