Counterpoint Technology Market Researchは、世界PC市場に関する調査結果を発表した。2022年第4四半期の出荷台数は6520万台で、前年同期比27.8%減という記録的な減少だったそうだ。
在庫が第3四半期にピークとなってその後改善したPCベンダーはあるものの、ホリデーシーズンを含む第4四半期に出荷は回復しなかった。
ベンダー別の出荷台数などは以下のとおり。括弧内は前年同期比。
2022年第4四半期:1550万台(-29%)
2021年第4四半期:2170万台
2022年第4四半期:1320万台(-29%)
2021年第4四半期:1850万台
2022年第4四半期:1090万台(-37%)
2021年第4四半期:1720万台
2022年第4四半期:700万台(-3%)
2021年第4四半期:720万台
2022年第4四半期:470万台(-23%)
2021年第4四半期:610万台
2022年第4四半期:1390万台(-29%)
2021年第4四半期:1960万台
2022年通期の状況は、出荷台数2億8600万台で、前年比15%減。マクロ経済の悪化や高まるインフレ圧力に加え、現在使っているPCのスペックで満足している消費者の需要低迷といった要因が重なった影響だ。
今後については、2023年上半期中の出荷復活は期待できないという。下半期に消費者の需要は少しずつ戻るが、通期の出荷台数は増えないとみる。ただし、数年後にはCOVID-19パンデミック以前の規模を上回る可能性があるとした。
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