KDDIとauエネルギーホールディングス(auエネルギーHD)は1月13日、1月12日に「auリニューアブルエナジー企画株式会社」を設立したと発表した。
資本金は1億円で、株主は2022年4月6日に設立されたauエネルギーHD(100%)。KDDIグループの「カーボンニュートラルの実現」に貢献すべく、2023年度から太陽光発電を中心とした再生可能エネルギー発電の事業化を目指す。発電した電力を基地局、通信局舎、データセンターといった自社設備へ直接供給することを含めて検討していくとしている。
KDDIは、経営戦略に「長期志向」と「社会価値」の観点を組み入れて持続的成長を実現するサステナビリティ経営を推進。重要課題のひとつに「カーボンニュートラルの実現」を掲げている。2030年度までに自社の事業活動におけるCO2排出量実質ゼロを、KDDIグループ全体では2050年までにCO2排出量実質ゼロを目指している。
なおKDDIは、電力などのエネルギー消費を通じて、一般家庭の約40万世帯分に相当する年間約100万トンのCO2を排出しているという。そのうち98%が携帯電話基地局、通信局舎、データセンターで使用する電気に起因しており、5Gの普及と通信量の増大でさらなる増加が想定されている。CO2削減への取り組みが一層重要になるとしている。
そこでKDDIは2022年4月、事業環境の変化へ迅速に対応し、顧客ニーズに即した機動的なサービスの提供を目指す、auエネルギーHDを設立。さらに、企業における再エネ電源の調達方法として近年注目されている再生可能エネルギー発電設備を新たに建設、世の中の再生可能エネルギーの量を増やす取り組みを強化すべく、auエネルギーHDによるauリニューアブルエナジー企画の設立に至ったとしている。
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