KDDIは4月7日、エネルギー事業の強化を目的として、中間持株会社「auエネルギーホールディングス」(以下、auエネルギーHD)および「auエネルギー&ライフ」を設立したと発表した。
同社は、2016年4月の電力小売全面自由化にともない、電気サービス「auでんき」の提供を開始。現在、324万の顧客に利用されているという(2021年12月末時点)。また、2021年9月からは、再生可能エネルギー比率実質100%でCO2排出量実質ゼロの電気と、寄付を通じて環境保全活動に貢献する「ecoプラン」を提供している。
さらにエネルギー関連の子会社であるエナリスとともに、2016年度から経済産業省が実施している「バーチャルパワープラント (VPP)構築実証」に参画し、太陽光発電や蓄電池など、分散したエネルギーリソースを効率的に管理・制御し、供給力・調整力として活用するVPPの構築に取り組んできたと説明する。
そして今回、エネルギー事業の強化を目的として、エネルギー持株会社を設立した。7月1日付 で、auエネルギーHDの傘下にauエネルギー&ライフとエナリスを移管し、2社の管理事業および事業戦略の企画・立案・推進機能などをauエネルギーHDへ承継する予定。加えて、KDDIの営む電力小売事業などをauエネルギー&ライフに承継する予定だという。
KDDIでは、auエネルギーHDの設立により、提携パートナーとともに事業環境の変化へ迅速に対応。さらに、電気の小売サービスを基盤としながら、顧客ニーズに即した機動的なサービスの提供を目指すという。
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