Googleの親会社Alphabetのライフサイエンス部門であるVerilyは、従業員の15%にあたる約200人を削減する計画だ。米国時間1月11日の発表によると、一部プログラムの廃止にともなう今回の人員削減は効率化を目的としたものだという。
Verilyの最高経営責任者(CEO)であるStephen Gillett氏は発表の中で、「戦略を改善し、製品ポートフォリオの優先順位を付けて、運用モデルを簡素化するための変更を加えている。より少ないイニシアチブをより大きなリソースで推進していく」と述べた。
廃止されるプログラムには、医療システム分析ツールの「Verily Value Suite」のほか、心不全患者の遠隔モニタリングや薬物送達用の極微針を対象とした初期段階のプログラムが含まれる。
The Informationの11日の記事によると、Verilyの他にも、Alphabet傘下で産業用ロボット用のソフトウェアを開発するIntrinsicが、従業員の約17%に相当する40人の人員を削減したという。
「この決断は、優先順位と当社のより長期的な戦略の方向性の変化を踏まえたものだった」と、 Intrinsicの広報担当者は米CNETに対して語った。
Alphabetの傘下企業における人員削減は、IT業界が直面している激動の時代を反映している。Twitter、Microsoft、Meta、Amazonも、この数カ月の間に数千人規模の人員削減を実施している。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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