OnePlusの新型スマホ「OnePlus 11 5G」--「10 Pro」から正統進化

Patrick Holland (CNET News) 翻訳校正: 編集部2023年01月13日 07時30分

 大方の予想どおり、OnePlusの新型スマートフォンの名称は「OnePlus 11 5G」だ。現在、中国で手に入るこの新機種は、2月7日にグローバルで発表される予定だ。OnePlus 11は、2022年に高い評価を得た「OnePlus 10 Pro」の後継機にあたる。その間に「OnePlus 10T」も発売されているが、この機種は犠牲になった機能が多く、訴求ポイントもあいまいで、感心する出来映えとは言えなかった。

OnePlus 11
提供:OnePlus China

 OnePlus 11については、2022年12月にデザインの一部が披露されたが、ついにOnePlusの中国向け公式サイトでその全貌が明らかになった。Google翻訳の助けを借りて、公式サイトの中国語の説明文をむさぼり読んだあと、筆者の脳内では映画「ジャンゴ 繋がれざる者」でLeonardo DiCaprio氏が演じる主人公のセリフが再生された。「好奇心は満たされたよ。さあ、真剣に話を聞こうじゃないか」

 筆者はもともとOnePlus 11に大きな期待を寄せていた。これはOnePlusと老舗カメラメーカー、Hasselbladとのパートナーシップから生まれた3世代目のスマートフォンだ。Hasselbladの存在感は、これまでカメラのチューニングや「XPan」パノラマモードなど、主に目に見えないソフトウェアの部分で発揮されてきた。OnePlus 11は、両社のパートナーシップがカメラのハードウェア面で発揮される初めての機会となるかもしれない。

 なお、この記事(英語版)は、公式サイトの中国語による説明をGoogle翻訳したものに基づいて書いているため、細かいニュアンスが異なっている可能性がある。あらかじめご了承いただきたい。

OnePlusの宣伝動画 提供:OnePlus China

見た目は文句なし

 デザインはOnePlus 10 Proからの正統進化と言える。公式サイトによれば、OnePlus 11のデザインは「SFに描かれたブラックホール」に着想を得ているそうだ。OnePlus 10 Proの四角く出っ張ったカメラモジュールと違い、OnePlus 11のカメラモジュールは上部が曲線を描き、側面は緩やかに傾斜して本体の縁に溶け込んでいる。革のアタッシュケースに付いている留め金を思わせるデザインだ。横向きにすると、カメラモジュールの部分が映画「スター・ウォーズ」に登場するダース・ベイダーのヘルメットのように見える。

 公式サイトによると、色の選択肢は2つある。ひとつはブリティッシュレーシンググリーン(英国車によく見られる深い緑)に近い、光沢を抑えたグリーン、もうひとつは質感のあるブラックだ。Google翻訳では「絹ガラス」となっていたが、おそらく「見た目は絹ガラス、実際に触ると板ガラス」という意味だろう。

OnePlus 11
提供:OnePlus China

 正面からの写真はあまりないが、ディスプレイが側面まで回り込むウォーターフォールデザインを採用しているようだ。フロントカメラは、ディスプレイ左上部のパンチホール型の切り欠きに収められている。

 公式サイトに掲載されている華やかなプロモーションビデオを再生すると、細部のクローズアップ画像に紛れて、アラートスライダーの存在を確認できる。アラートスライダーはマナーモード用の側面スイッチで、OnePlus 10Tで廃止されたが、OnePlus 11では復活させると予告されていたものだ。Nubiaのスマートフォン「REDMAGIC 8」でゲームモードを起動できる、スライドスイッチのようなスタイルを採用した。

最新のハードウェア

 OnePlus 11は6.7インチのLTPO 3.0、AMOLEDスクリーンを採用しており、最高120Hzの可変リフレッシュレートに対応する。OnePlus 10 ProはLTPO 2.0ディスプレイだった。LTPOはlow-temperature polycrystalline oxide(低温多結晶酸化物)の略で、消費電力を抑えつつリフレッシュレートの高いディスプレイを実現する技術だ。公式サイトによると、LTPO 3.0ディスプレイになったことで、表示はさらに滑らかになり、電力効率も向上しているという。ディスプレイのリフレッシュレートは1Hzまで落とせる。これは「iPhone 14 Pro」の常時表示ディスプレイのリフレッシュレートと同じだ。

 プレスリリースによると、OnePlus 11にはQualcommの「Snapdragon 8 Gen 2」チップが搭載されており、CPUとGPUがそれぞれ35%、25%高速化している。OnePlus 11は、このQualcommの最新チップを搭載した初のスマートフォンのひとつだ。この他、16GBのRAMと256GBまたは512GBのストレージも備えている。

 バッテリー容量は5000mAh(2500mAhが2つ)で、100Wの急速充電に対応する。OnePlus 10 Proもバッテリーを2つ積んでおり、80W(米国モデルでは65W)に対応している。ちなみにOnePlus 10Tのグローバルモデルは150W、米国モデルは125Wだ。参考までに、Appleの「iPhone 14 Pro」が対応している急速充電は20Wだ。OnePlus 11は25分間でバッテリー容量を1%から100%にまで増やせるという。

OnePlus 11の充電ドック
提供:OnePlus China

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]