OnePlus 11は、OnePlus 10 Proに似た5000万画素のメインレンズ、4800万画素の超広角レンズに加えて、3200万画素センサー、光学2倍ズームの望遠レンズを搭載している。ちなみにOnePlus 10 Proの望遠レンズは800万画素センサー、光学3.3倍ズームだ。
使用されているイメージセンサーは、新しい望遠カメラのものを含めて、すべてソニー製だ。OnePlus 11では3200万画素センサーとショート望遠レンズが組み合わされたが、これはOnePlus 10 Proの望遠カメラよりも写真の画質を上げるためだろう。だとすれば、OnePlusとHasselbladのパートナーシップから生まれた、初のカメラハードウェアのデザインと言える。
新しい望遠カメラは従来のカメラよりも色を正確に再現できるようだ。特にポートレートモードの写真は、Hasselbladの「XCD」レンズの中判カメラ用レンズで撮影した画像を思わせる「ボケ」を表現できるという。
OnePlus 11で撮影された写真のサンプルを見ると、色のバランスがよく、肌のハイライトも自然に表現されている。もっとも、スマートフォンメーカーの公式サイトに掲載されている見本写真は割り引いて考えなければならない。消費者の購買意欲をそそるために、その機種で撮影した最高レベルの写真が掲載されているからだ。写真と同じく、動画の画質も向上しているかについては、残念ながら明確な記載はなかった。
公式サイトの情報を読む限り、OnePlus 11はOnePlusの歴代スマートフォンの中で最もハイスペックな機種だ。名称に「Pro」とうたってはいないが、2023年は実質的に、この機種がProモデルとなる可能性が高い。画面サイズはOnePlus 10 Proと同じ6.7インチだ。実際、OnePlus ChinaのプレジデントLi Jie氏は中国のソーシャルネットワーク「Weibo」(微博)において、質問に答える形でOnePlus 11にproバージョンはないと明言している。
これはOnePlusの製品戦略が変わりつつあることを意味する。同社は最近まで、フラッグシップモデルについては標準モデル、Proモデル、そして後からTモデルの3機種をリリースしていた。例えば、2020年には「OnePlus 8」、「OnePlus 8 Pro」、「OnePlus 8T」が登場している。Proモデルは標準モデルよりも大きいディスプレイで解像度が高く、背面カメラの3つ目に望遠レンズを搭載していることが多い。
2022年は、OnePlus 10の標準モデルは登場せず、ProとTのみの発売だった。
OnePlus 11は2月7日にインドでグローバル発表イベントが開催される。このイベントでは最新のワイヤレスイヤホン「OnePlus Buds Pro 2」も披露される見込みだ。OnePlus 11の実機、特に新しい望遠カメラを試す日が今から待ち遠しい。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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