ヤフーは11月30日、ユナイテッドの連結子会社でデジタル教育事業を展開するキラメックスと業務提携し、有料のオンラインプログラミングスクール「Yahoo!テックアカデミー」を開設したと発表した。
Yahoo!テックアカデミーを通じて人材教育事業に新規参入し、2030年には最大79万人とされる「IT人材不足」の課題解決に努めていくという。
ヤフーで新卒エンジニアの育成を行っている社員とキラメックスが共同で企画。プログラミング未経験者が事業会社でウェブエンジニアとして働くために必要なスキルを習得できる実践的なカリキュラムを用意したという。
ヤフーのエンジニアとの1on1によるキャリア相談や、コマースCTOなどのプロフェッショナルエンジニアによる講義など、質の高いカリキュラムを通じて、プログラミング未経験者からエンジニアへのリスキリング(学びなおし)および、転職活動を支援するとしている。
なお、11月30日から2023年1月3日の期間中、100人を上限に受講生を募集。2023年1月23日から講義を開始し、2023年以降も順次追加で受講生を募集していく予定だ。
受講期間は2023年1月23日から5月14日までの16週間。総学習時間は320時間を想定している。受講形式は完全オンライン制で、希望者は応募前に無料相談、1週間の無料トライアルの体験が可能だという。
昨今、新型コロナウイルスによる在宅勤務などの影響を受けて、就職や転職に役立つスキル、資格を取得する動きが広がっており、キラメックスが提供しているエンジニア育成のコースでは、2020年の申込者数が2012年と比較して2倍以上に増えているという。
また、ヤフーは複数の技術研修や各種人事制度を通じて、優秀なIT人材の採用、育成を実施し、プログラミング未経験の社員へITに関する教育を行う取り組みも実施している。こうした背景や社内の取り組みを踏まえ、同社が培ってきた人材育成のノウハウを社会に還元し、IT人材不足の課題解決に寄与すべく、Yahoo!テックアカデミーを開設することになったという。
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