宮城県石巻市に拠点を置くイトナブは、中高生向けに2022年から「東北プログラミングDAYCAMP」を開催することを発表した。参加費は無料で、公式サイトから申し込める。また、DAYCAMPを開催したい自治体などからの相談も受け付ける。
イトナブは、東日本大震災を機に「震災10年後の2020年までに石巻から1000人のIT技術者を育成する」ことを目標に掲げて、さまざまな事業に取り組んできた。その結果、活動開始から2020年までに、当初の目標を大きく超える延べ1880人の子どもたちにプログラミング機会を提供してきたという。
一方で、義務教育でプログラミング教育が必修となったにも関わらず、プログラミングが学べる環境は、首都圏と比較して地域は圧倒的に少ないと指摘。プログラミングを学びたい若者たちに都市部も地方部も格差なく、プログラミングを学んで活躍できる環境を提供することを目指し、1年を通して東北各地でDAYCAMPを開催していくという。
東北プログラミングDAYCAMPの1日の流れは、午前にHTML、CSS、JavaScriptの基礎を学び、午後にウェブサービスやゲームアプリを作成し、発表会を開催するというもの。初心者でもすぐ作れるアプリを作成し、カスタマイズを施すことで達成感と創作意欲を育む狙いがあるという。DAYCAMP終了後も継続的に学び続けられるように、オンラインでの学びの場も提供する。
現時点では、2022年の1月29日に宮城県石巻市、2月6日に宮城県利府町、2月19日に宮城県東松島市でDAYCAMPを開催する予定。いずれも学生の参加費は無料で、定員は10名となっている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス