Appleが「iOS 16.2 beta 3」を開発者向けに公開した。これを受け、間もなく正式リリースが始まるのではないかとの期待が高まっている。その前に、現在の最新アップデートである「iOS 16.1」の新機能をおさらいしておこう。同社は10月下旬、対応する「iPhone」向けにiOS 16.1をリリースした。このアップデートには、メッセージの送信取り消しやロック画面のカスタマイズ強化といった「iOS 16」の新機能の調整に加えて、さらなる新機能が盛り込まれた。
夜遊びや旅行を楽しんだ後、友人や家族と写真を共有するのは面倒なものだ。しかし「iCloud」の共有写真ライブラリーを使えば、写真やビデオを最大5人と簡単に共有できる。
共有写真ライブラリーの参加者であれば、誰でもライブラリー内のコンテンツを追加、編集、削除できる。写真はiPhoneのカメラから直接アップロードできるほか、ライブラリーの参加者が近くにいる場合も追加可能だ。
ただし、同時に2つの共有写真ライブラリーに参加することはできない。また、個人用ライブラリーから共有ライブラリーに写真を移動した場合、写真は複製されない。つまり、その写真は個人用ライブラリーには残らず、共有ライブラリーにだけ存在することになる。
「iPhone 14 Pro」と「iPhone 14 Pro Max」では、Dynamic Islandとロック画面にライブアクティビティを表示できるようになった。ライブアクティビティは、スポーツの試合やフライトの最新情報など、サードパーティ製アプリからの通知をDynamic Islandとロック画面に表示できる機能だ。
「XR」以降のiPhoneでは、バッテリーアイコンにバッテリー残量と連動してパーセンテージを表示できるようになった。バッテリーアイコンのフォントも若干大きくなり、視認性が向上した。
壁紙のカスタマイズも少し簡単になった。「設定」 > 「壁紙」メニューを選択した際に表示される「新しい壁紙を追加」のオプションが視覚的に分かりやすくなったほか、既存の壁紙をスワイプで切り替えられるようになった。また、ロック画面から壁紙を編集する際に、ロック画面だけでなくホーム画面もカスタマイズできるようになった。
「編集」メニューでスクリーンショットを編集する際に、画面上部に削除、保存、コピーのオプションが小さく表示されるようになり、画面がすっきりした。以前は、これらのオプションはiPhoneの下部に表示されていた。
車やホテルの部屋のキーといったウォレットアプリの情報を「メッセージ」や「WhatsApp」などのアプリを使って安全に共有できるようになった。また、必要な場合はiPhoneからウォレットアプリを削除できるようになった。
新しいスマートホーム接続規格「Matter」に対応した。これにより、「Alexa」や「Google Assistant」などのスマートデバイスをiPhoneから操作できるようになった。
iPhoneで本を読む場合、ブックアプリで読書を始めると、リーダーコントロールが自動で非表示になるようになった。
iOS 16.1から、Apple WatchがなくてもApple Fitness+にアクセスできるようになった。「iPhone 8」以降であれば、フィットネスの進捗や目標をiPhoneから直接確認できる(本稿公開時点でApple Fitness+は日本では未提供)。
「設定」の「バッテリー」セクションに「クリーンエネルギー充電」が追加され、iPhoneの充電時に排出される二酸化炭素を減らせるようになった(日本ではこの機能は表示されない)。「クリーンエネルギー充電」が有効になっていると、二酸化炭素排出量の少ない電力が使用できるタイミングを選んで、iPhoneが充電されるようになる。この設定はデフォルトで有効になっているようだ。無効にしたい場合は「設定」 > 「バッテリー」 > 「バッテリーの状態と充電」で「クリーンエネルギー充電」のトグルをタップする。
複数のバグも修正された。その結果、削除済みのチャットがメッセージに表示される、簡易アクセスの使用時にDynamic Islandの一部のコンテンツが表示されない、VPNアプリ使用時に「CarPlay」を接続できないといった問題が解決された。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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