Qualcommは米国時間11月15日、年次イベント「Snapdragon Summit」で最新のモバイルプラットフォーム「Snapdragon 8 Gen 2」を発表した。今後1年間に登場する多くの主力スマートフォンに搭載される見込みだ。
改善点は非常に多く、「Android」体験のあらゆる領域に及ぶ。例えば、「Snapdragon Elite Gaming」のさまざまな新機能(ハードウェアアクセラレーションによるリアルタイムでのレイトレーシングなど)、GPUパフォーマンスの25%向上、「Qualcomm Kryo」CPUによる電力効率の40%向上などが含まれる。
Qualcommが引き続き強化を進めている接続性に目を向けると、Snapdragon 8 Gen 2は「Snapdragon X70」5Gモデムを採用しており、5Gと人工知能(AI)をサポートするプロセッサーを使用して、速度や遅延、電力使用量を改善する。また、デュアル5G SIMも正式にサポートする。「FastConnect 7800」システムは「Wi-Fi 7」のサポートをAndroidに追加する。Wi-Fi 7は、まだ策定中の規格だが、主な利点として速度の向上が挙げられている。
Qualcommは、新しい「Qualcomm Hexagon」プロセッサーによるAIパフォーマンスの向上も約束している。新しいチップには、顔や顔の特徴、髪、衣服の認識精度の向上、それらを認識して写真や動画を最適化する機能など、カメラの改善点も含まれる。
Snapdragon 8 Gen 2モバイルプラットフォームを採用するAndroidスマートフォンは、2022年中に登場する見通しだという。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」