「Nintendo Switch」やValveの「Steam Deck」、「Logitech G CLOUD」に、新たなライバルが現れた。ゲーミングデバイスメーカーのRazerがVerizonおよびQualcommと共同開発した新しい携帯ゲーム機だ。Verizonが米国時間9月28日に発表したこの新デバイスは「Razer Edge 5G」という名称で、Qualcommのゲーミングデバイス向けチップセット「Snapdragon G3X Gen 1 Gaming Platform」を採用し、OSは「Android」だ。
Verizonがパートナーに加わっていることから予想されるように、この新しい携帯ゲーム機は、Cバンドとミリ波の両方の5G周波数帯を利用するVerizonの高速ネットワーク「5G Ultra Wideband」に対応する。Verizonによると、Razer Edge 5Gはローカルでゲームをプレイできるほか、ゲーム機からストリーミングすることも、クラウドから直接ストリーミングすることもできるという。
今回の提携は、Verizonがゲーム業界に進出する新たな一歩となる。Verizonは近年、オンラインと一部店舗でソニーの「PlayStation 5」およびMicrosoftの「Xbox Series S」「Xbox Series X」の販売を開始するなど、この分野で徐々に存在感を高めてきている。新たなRazer Edge 5Gは、Microsoftのクラウドゲームサービス「Xbox Cloud Gaming」から直接ゲームをストリーミングできるようになるとみられる。
一方、QualcommとRazerは、Qualcommが2021年12月に発表したSnapdragon G3X Gen 1 Gaming Platformを搭載したゲーム開発者向け端末の開発で提携している。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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