Googleは、電力関連のウェブ検索操作に対して、電力供給の最新ニュースや節電に役立つ情報を検索結果に表示するよう、欧州向け検索サービスを調整した。欧州の29カ国が対象で、22言語で提供する。
ロシアによるウクライナ侵攻の影響で、電力料金が高騰しているうえ、電力供給にも懸念が生じていて、欧州は困難な冬を迎える見通しだという。欧州向け検索サービスでは、節電する方法や電気料金を下げる工夫に関する検索件数が急増しているそうだ。
そこで、Googleは欧州向け検索サービスにおいて、電力に関する信頼性の高い情報を提供することにした。たとえば、「Europe energy crisis(欧州のエネルギー危機)」「energy price(エネルギー価格)」といったフレーズで検索すると、ニュース記事や、ユーザーの居住地域で利用可能な補助金に関する情報、節電方法などが表示される。
こうした検索結果は、エネルギー消費を抑え、出費を減らし、この冬を乗り切れるための参考になるとしている。
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