大和ハウス工業は3月8日、防災配慮住宅「災害に備える家」を発売すると発表した。雨天でも約10日間の電力供給と暖房、給湯を確保できる「全天候型3電池連携システム」と、新開発の耐力壁「KyureK(キュレック)」を備える。発売は4月1日。
災害に備える家は、太陽光発電システムとエネファーム、家庭用リチウムイオン蓄電池を新たに開発した「切換盤」で連携させることで、停電時の電力と暖房、給湯を確保するとともに、通常時の光熱費を大幅に削減できる「全天候型3電池連携システム」を採用。日本で初めて停電時に、エネファームの発電電力を、家庭用リチウムイオン蓄電池に蓄えるほか、家庭内での使用にも対応する。
耐力壁KyureKは、独自技術の「Σ形デバイス」を2カ所に設置し、揺れにあわせて上下にしなやかに動くことにより、地震エネルギーを吸収。KyureKを用いた「xevoΣs+」仕様を装備することで、従来の「xevoΣ」と比較し、巨大地震時の建物の揺れを最大2分の1に抑えられるという。
破損を防ぐ防災瓦「ROOGA(ルーガ)」と合わせガラスの中間膜の厚みを、「防犯合わせガラス」の2倍に強化した「防災防犯ガラス」により、飛来物の衝突による割れに防げるとしている。
販売目標は年間160棟。これまでの災害対応で培ったノウハウを活かし、災害時のストレスを低減させる間取りやサービスなどの提案していく。
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