Appleユーザーはそれほど遠くない将来、「Hey, Siri」といちいち呼びかけなくてもよくなる可能性があると、Bloombergが米国時間11月6日に報じた。同社は音声アシスタント「Siri」のウェイクワードを、「Siri」に短縮することを検討しているとみられる。
Amazonの「Alexa」は「Alexa」と呼びかけるだけで起動でき、Appleはこれに並ぶことになる。一方、Googleアシスタントはまだ、「Hey, Google」や「OK, Google」と呼びかけなければ回答を得ることができない。
Siriのテストは数か月間続けられていると、BloombergのMark Gurman記者はニュースレター「Power On」で伝えている。しかし、すぐに実現するわけではない。Gurman氏によると、そうした小さな変更でも相当な量のAIトレーニングとエンジニアリング作業が必要で、アップデートは2023年か、2024年になる可能性もあるという。
Appleは、ユーザーの言葉を理解するSiriの能力を改良するとともに、Siriをサードパーティーアプリとより深く連携させることを目指していると同氏は報じている。
「Siriはこの数年間で改良されてきたが、ユーザーの言葉を誤解して、要求とは異なる行動をとることもまだ頻繁にあることは、周知の事実だ。改良のペースも、競合製品に必ずしも追いついていない」(同氏)
Appleにコメントを求めたが、回答は得られていない。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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