Elon Musk氏が4月にTwitterの買収を発表した時、同プラットフォームに舞い戻ることを決めた集団があった。「QAnon」の信者たちだ。
QAnonは、Trump氏を支持する誤った極右系陰謀論であり、ハリウッドや民主党には悪魔を崇拝する小児性愛者の秘密結社が存在し、Donald Trump氏はこうした悪と秘密裏に戦っているのだと主張する。TwitterがQAnonを宣伝するアカウントの規制を開始した2020年以降、QAnonはTwitterで目立たなくなった。非営利の進歩的メディア監視団体Media Matters for Americaの新たな調査によると、Musk氏によるTwitter買収が現実となった10月下旬にTwitterでQAnonについて論じていたアカウントのほぼ半数は、4月以降に作成されたものだという。
QAnon supporters see Elon Musk’s takeover as a green light to rejoin Twitter https://t.co/G2tNaOZybT pic.twitter.com/BSBar9FXyd
— Media Matters (@mmfa) November 2, 2022
QAnonについて語るアカウント数の増加とともに、規制中にアカウントを凍結されたQAnonのインフルエンサーがTwitterに戻り始めたことも、この調査で明らかになった。
QAnonは、2017年に匿名掲示板「4chan」に登場し、広まった。2022年の調査では、米国人の5人に1人が信じていることが明らかになっている。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック中、QAnon信者は大幅に増え、多くの信者がワクチン接種反対派にもなった。
Musk氏は米国時間10月27日にTwitterを買収し、続けて複数の幹部を解雇した。11月3日には従業員のレイオフが始まった。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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