Allstate Protection Plans(以前のSquareTrade)が、Appleの「iPhone 14」シリーズの大型モデルである「iPhone 14 Plus」と「iPhone 14 Pro Max」を対象に、ロボットを使った一連の落下テストを実施した。この取り組みは、決して面白半分でやっているわけではない。同社は、事故、電気系統やバッテリーの問題、そのほかの製品の故障や欠陥をカバーするスマートフォン保護プランを提供している企業だ。
筆者は2022年モデルの「iPhone」を買うつもりはなかった。依然として「iPhone XS Max」を使用していたのだが、1カ月ほど前、幼い我が子に流しに落とされてしまった。それで使用不能になってしまったので、新しいiPhone 14 Pro Maxを買うことに決めたというわけだ。今回も、前の機種と同じくらい長持ちしてくれることを願っている。そのため、iPhone 14の最新の落下テストの結果が届いたとき、所有者になったばかりの筆者は、非常に興味をそそられた。
Appleは長年、iPhoneで洗練されたデザインと耐久性を両立させることを目指してきた。2010年に金属製からガラス製の背面に移行した後、金属製の背面に戻し、2017年には再びガラス製に切り替えている。
何年か前に発売した「iPhone 12」ではアップグレードを施し、「Ceramic Shield」(セラミックシールド)とアルミニウムもしくはステンレスのフレームで本体を覆った。ひびや引っかき傷に対する耐久性をわずかでも高めることが狙いだった。
最新のモデルで、Appleは両方のいいとこ取りを試みている。すべてのモデルが前面と背面にセラミックシールドパネルを備えているが、平らな側面については、iPhone 14と14 Plusがアルミニウム製なのに対し、「iPhone 14 Pro」とPro Maxはステンレススチール製となっている。
本体前面を下に向けた状態で、iPhone 14 Plusを6フィート(約1.83m)の高さから歩道に落下させると、前面スクリーンのガラスが粉々に砕けて、片方の側面と角に蜘蛛の巣状のひびが入った。ガラスの破片で指を切ってしまうおそれがあるので、本体を取り扱うのが困難になった。
背面を下に向けた状態で歩道に落とすと、背面パネルのガラスが浮いた。さらに、片方の側面に蜘蛛の巣状のひびが入り、カメラの筐体も損傷した。
ただし、iPhone 14 Plusには、良いところもあった。側面を下に向けた状態で、屋外の舗装された階段から落とすと、角に少し擦り傷が付いただけで、前面と背面のガラスパネルは無傷だった。
残念ながら、iPhone 14 Pro Maxの落下テストの成績はiPhone 14 Plusに大きく劣っていた。
本体前面を下に向けた状態で、iPhone 14 Pro Maxを6フィート(約1.83m)の高さから歩道に落下させると、片方の側面と角に蜘蛛の巣状のひびが入った。しかし、背面を下に向けた状態で歩道に落とすと、背面パネルが完全に粉々になり、いくつものガラスの塊が本体から分離してしまった。それでも、カメラは問題なく機能した。
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