Intelは、自動運転事業部門Mobileyeの新規株式公開(IPO)について、評価額を以前の予想から大幅に引き下げることを視野に入れていると、The Wall Street Journal(WSJ)が米国時間10月17日、事情に詳しい関係筋の話として報じた。
MobileyeのIPOは当初、500億ドル(約7兆5000億円)の評価額を見込んでいたが、現在は200億ドル(約3兆円)を下回る水準になる見込みで、公開株数も当初の計画から減らされると、関係筋はWSJに語ったという。投資家向け説明会(ロードショー)は、予想よりも1日遅い18日に始める計画だと、WSJは報じている。
今回のIPO評価額の引き下げは、2022年に入ってからのIPO市場の低迷ぶりを反映しているとみられる。高まるインフレと金利に景気後退の懸念が相まって、投資家らはより安全な選択肢を求めるようになっている。
Intelは依然として、10月26日にナスダック証券取引所でMobileye株式の取引開始を計画していると、関係筋は述べた。Mobileyeを2017年に153億ドル(約2兆2800億円)で買収したIntelは、9月にMobileyeを上場する計画を発表したが、IPO後も同社株式の過半数を保有する計画と報じられている。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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