「Googleフォト」が米国時間9月14日からアップデートされ、機械学習を活用して過去に撮影した写真のハイライトを作成し、コレクションにまとめる「Memories」(思い出)機能がリニューアルされる。また、「Android」および「iOS」版のアプリではコラージュエディターを利用できるようになる。
今回のアップデートでは、「思い出」により多くの動画が表示されるようになるほか、長い動画から自動的に切り出されたシーンも挿入される。また、新しいズーム効果の導入で、写真がより動的に表示されるようになったと、Googleは説明している。さらに10月からは、「思い出」の一部にインストゥルメンタルの楽曲が追加されるようになるという。
Googleは2020年、写真を3Dで表現し、動きを出す「シネマティックフォト」機能を「思い出」に追加した。今回この機能がさらに強化され、複数の写真をシネマティックフォトにまとめて変換できるようになるという。また、背景にグラフィックを自動的に追加し、写真に躍動感を持たせる「Styles」(スタイル)機能も導入される。こちらは導入時から複数のデザインが提供され、アーティストのShantell Martin氏やLisa Congdon氏が制作した期間限定のスタイルも用意されるとのことだ。
GoogleはGoogleフォトを継続的にアップデートしているが、これはデバイスが「iOS」か「Android」、PCかに関わらずGoogle製品を使い続けてもらおうという同社の戦略の一環だ。Googleフォトは、Googleの他のサービスと違って完全無料ではなく、一定容量以上のストレージを使いたい場合は料金を払う必要がある。スマートフォンでは手軽に写真を撮影できるため、すぐに写真がたまってしまい、整理しずらくなることが多い。そこでGoogleは、ユーザーがGoogleフォトの技術を活用してベストショットをまとめ、観賞・共有しやすくしている。
また、Androidユーザーは、「思い出」にまとめられた写真を、Androidを使っている友達や家族とシェアできるようになる。Googleによれば、iOSとウェブ向けにもまもなく展開されるとのことだが、具体的な日付は不明だ。
最後に、高度な提案機能や「リアルトーン」フィルターといった既存のツールに加えて、新しい「コラージュエディター」が登場した。ドラッグ&ドロップ操作で写真を選んだり並べ替えたりして、コラージュを作成できる。
コラージュエディターはAndroidとiOSデバイスで利用できる。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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