Twitterは米国時間8月30日、新機能「Twitterサークル」を全世界で提供開始した。これにより、以前よりも気軽にオンラインで自分の思いを人と共有できるようになるかもしれない。
Twitterサークルは、フォロワーの一部を対象に選んでツイートを送信できるようにするもので、は最大150人を追加できる。ツイートを作成する際、その投稿を「全員」と共有するか、自分のTwitterサークルに共有するかを選択できる。
この新機能を世界中で提供開始したことには、より多くのユーザーにTwitterを毎日使ってもらいたいという同社の意図がうかがえる。同社はTwitterサークルのテストを5月に開始しており、一部のユーザーはより気軽にツイートできるようになったと報告し、友達との会話にこの機能を利用するようになったという。Twitterサークルを利用すれば、2つ目のアカウントを使う必要はなく、アカウント設定を非公開と公開の間で切り替える必要もなくなる可能性がある。
Twitterは30日、この機能によってツイート総数も増加し、Twitterサークルのツイートに対しては、いいねや返信によるユーザーの反応も多くなったとした。
「Instagram」などの他のソーシャルメディアプラットフォームにも、親しい友達のグループだけに投稿を共有できる類似の機能がある。ソーシャルメディア上の会話がよりプライベートな空間へと移行するにつれて、そのような種類のコンテンツのモデレーションはさらに難しくなるのではないかという懸念も生じている。Twitterサークルに所属するユーザーは、そこでの投稿をリツイートすることはできないが、そのツイートのスクリーンショットをとることは可能だ。Twitterは、同社のパートナーや、オンラインの安全性に関する専門家の意見を仰いでいるという。
Twitterサークルは、「Android」版、「iOS」版、ウェブ版で利用できる。Twitterによると、多くの人が試そうとするため、アクセスの際に若干の遅延が生じる可能性があるという。
We're here for all the Twitter Circle love! Because so many of you are trying it out, there may be some delay in when you get access. We're working on continuing to roll this out so you all can start Tweeting to your Circle.
— Twitter Support (@TwitterSupport) August 30, 2022
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」