Googleは米国時間8月11日のブログで、検索エンジンの精度を高め、「強調スニペット」に表示される検索結果を向上させたことを明らかにした。強調スニペットとは、検索キーワードに関連する情報を検索結果の一番上に表示する仕組みだ。
Googleの支援を受けてPoynter InstituteとYouGovが実施した新たな調査では、62%の人が、オンラインで誤った情報または誤解を招く情報を毎週目にしていると回答している。
Googleは強調スニペットの改善について、検索エンジンを利用する人々に提供する情報の質を高めるために実施している変更の1つだと述べている。Google検索は、質が高いと見なされている他のソースで確認することにより、特定のクエリについて、どういった情報が社会のコンセンサスを得ているかを理解できるようになった。
Googleによると、検索では誤った前提条件も検知できるようになったという。たとえば、「when did snoopy assassinate Abraham Lincoln(スヌーピーがエイブラハム・リンカーンを暗殺したのはいつか)」というような答えのない検索の場合、強調スニペットの表示を減らすようにした。
同社は、検索結果について詳しい情報を得られるツール「About this Result」も近日中にアップデートする。今後は、検索結果のソースについて得られる情報が増える。Googleアプリは既にアップデートされ、専用のページに説明が表示される。この新しいページは2022年中にポルトガル語やフランス語、イタリア語、ドイツ語、オランダ語、スペイン語、日本語、インドネシア語にも対応する。
また、Google検索で信頼度が高くないと思われる検索結果については、コンテンツに関する注意書きが表示されるようになる。この注意書きは今まで情報が変化していくニューストピックに対してのみ表示されていた。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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