以下の4つの文字盤が新たに追加された。
しかし、筆者のお気に入りは「ポートレート」の文字盤だ。今回のアップデートで、ペットの写真も使えるようになったからだ(「watchOS 8」では非対応だった)。この文字盤では、ポートレートモードの写真を使い、Digital Crownを回すと、被写体を背景から分離して、画面上で大きくしたり、小さくしたりすることができる。「アクティビティアナログ」「万華鏡」「数字」など、既存の文字盤もアップデートされ、多彩なコンプリケーションをサポートできるようになった。これにより、特にApple Watch Series 7のような大型ディスプレイでは、画面上の情報を確認しやすくなる。
新しい「マルチスポーツ」モードでは、一度に2つまたは3つのアクティビティーを自動的に切り替えることが可能だ。手動でワークアウトを停止したり、再開したり、「追加」機能を使用して別のワークアウトを追加したりする必要はない。トライアスロン大会に出場しているユーザーもいれば、自転車から降りて、すぐにランニングを始めたいユーザーもいるだろう。watchOS 9は、ユーザーが新しいアクティビティーを開始したことを自動的に検出し、ハンズフリーでワークアウトの種類を切り替える。
Bloombergの報道によると、Apple Watch Series 8には、頑丈な仕上げで、エクストリームスポーツ向けの「Pro」エディションが追加されるとのうわさがある。したがって、新しいアップデートでマルチスポーツ機能が導入されることは理にかなっている。
一度に1つのアクティビティーしかやらない筆者のような人間にとっては、「心拍数範囲」の方が興味をそそられる。Apple Watchは、ユーザーがどの心拍数範囲にいるのか、ワークアウト中の任意の時点で教えてくれるようになった。それぞれの推定最大心拍数に基づいて、ユーザーの心拍数範囲の段階が変わると、アラートを表示する。これにより、有酸素運動中に心臓がどれだけ激しくはたらいているのか、限界に近付いているのかを把握することができる。心拍数範囲は完全にカスタマイズ可能で、変更したいときは、「設定」>「ワークアウト」>「Heart Rate Zones」(心拍数範囲)の順に進むといい。
以前のwatchOSバージョンでは、ワークアウトの情報は1つの画面に表示されていたが、今回の刷新で複数の画面に拡大され、デジタルクラウンでスクロールして、詳細な情報を確認できるようになった。下にスクロールすると、アクティビティーリングとともに、ワークアウト中の進捗状況を確認できる。屋外でのランニングやサイクリング、ウォーキング、ハイキングをするときに、リアルタイムで高度を確認できるようになったことも気に入った。
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