「watchOS 9」ベータ版を使ってみた--「iPhone」を通じた操作が可能に - (page 3)

Lexy Savvides (CNET News) 翻訳校正: 川村インターナショナル2022年07月19日 07時30分

ランナー向け機能が強化

 Apple Watchの「ワークアウト」アプリでは初めて、上下動や歩幅の長さ、接地時間、ランニングパワー指標などの新しいランニングフォーム指標を確認できるようになった。これらは、ランニング終了後にiPhoneの「フィットネス」アプリにも表示される。

 3つのドットアイコンをタップしてカスタムワークアウトを作成することも可能になった。トレーニングプログラムに合わせて距離と時間の個人目標を設定することができる。ここには、「Pacer」と呼ばれる新機能もあり、ユーザーは距離と完走時間の目標を設定することができる。Apple Watchは、その目標を達成するために必要なペースを計算し、そのペースを上回っているのか、それとも下回っているのかをワークアウト中に知らせてくれる。

Apple Watch Series 7
提供:Lexy Savvides/CNET

音声入力とアプリの改善

 筆者は頻繁にApple Watchの音声入力ツールを使用して、メッセージを送信している。音声を自動的に文字に変換してくれるからだ。watchOS 9では、この機能がさらに進化し、音声入力中に、句読点が自動的に文に挿入されるようになった。この改善は本当に嬉しい。もう「ピリオド」「コンマ」「クエスチョンマーク」(これは少し気恥ずかしい)などと口に出して、自分で句読点を追加する必要はない。この機能はデフォルトで有効になっているはずだが、そうでない場合は、「設定」>「一般」>「音声入力」と進んで、「Auto Punctuation」(自動句読点、日本語への対応は未確認)をオンにする。

 いくつかの標準アプリも、ユーザビリティーが改善されている。例えば、「カレンダー」アプリでは、Apple Watchから直接予定を追加できるようになったほか、新しい「週」表示も利用できるようになった。「リマインダー」アプリも、Apple Watchからリマインダーを追加したり、編集したりできる。また、「Podcast」アプリでは、コンテンツを検索およびフォローしたり、お薦めを表示したり、エピソードをApple Watchにダウンロードしたりすることが可能だ。

iPhoneでの操作が可能に

 watchOS 9の「Apple Watchミラーリング」は、手や腕の筋肉を動かしてApple Watchを操作できるwatchOS 8の「AssistiveTouch」と同じくらい画期的なアクセシビリティー機能だ。この機能によって、Apple WatchをiPhoneにミラーリングできるので、iPhoneの大きな画面をタッチして、Apple Watchのあらゆる機能を操作することが可能になる。Digital Crownやサイドボタンも使用できる。

Apple Watch Series 7
提供:Lexy Savvides/CNET

 iPhoneで、「設定」>「アクセシビリティ」>「Apple Watchミラーリング」と進むと、Apple Watchの画面がリアルタイムでiPhoneに表示される。ディスプレイをタップできない場合、音声コントロールやスイッチコントロールといったiPhone独自の機能を使用することも可能だ。

 これらは、筆者がwatchOS 9のパブリックベータ版で気に入っている新機能の一部に過ぎない。心房細動(AFib)の履歴、改善された睡眠追跡(睡眠ステージも表示されるようになった)、新しい「服薬」アプリを使用して薬の服用スケジュールを知らせるリマインダーなど、注目すべきアップデートは他にもたくさんある。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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