「Apple Watch Series 8」は、2022年にAppleから登場すると期待されている多くの製品のうちの1つだ(ほかには、例えば「iPhone SE(第3世代)」や「iPhone 14」などが予想されている)。初代の「Apple Watch」が発売された2015年以来毎年、このハイテク腕時計には新しいバージョンが登場し続けている。2022年も例外ではないと思われるが、リリース日の予想については、今のところあまり情報が出ていない。
「Apple Watch Series 7」は、2021年9月に「iPhone 13」シリーズと同時に発表されたが、画面の大型化や、充電の高速化、耐久性の向上といった点がアップデートされた以外、これといって際立った変化はなかった。となると、Appleは次世代のApple Watchで、さらに目玉となる刷新の準備を進めているのかもしれない。とりわけヘルスケア関連、なかでも終わりの見えないコロナ禍を踏まえた機能は期待されるところだ。だが、ヘルスケア関連の新機能については、登場までまだ数年かかるものもあるのではないか、といううわさもある。
コロナ禍が始まる何年も前から、Appleは人気のApple Watchシリーズについて、長期的なヘルスケアの大望を抱いていた。最高経営責任者(CEO)のTim Cook氏は、ヘルスケアがAppleの「人類に対する最大の貢献」だと述べている。そして、The Wall Street Journal(WSJ)の報道によると、多くのヘルスケア機能が開発中であり、その一部が早ければ2022年にApple Watch Series 8(名前がどうなるかは、Apple次第だが)に実装される可能性があるという。そうした機能に含まれるのが、妊娠計画を支援する体温センサー(将来的には、発熱の検知にも使えるだろうが)や、血圧測定機能だ。血圧測定は、心拍によって動脈を通じて送られる脈波の速度を測定することによって実現する、とWSJの記事は報じている。
同記事によると、上腕に巻き付けるタイプが多い一般的な血圧計と違って、基準となる最高血圧と最低血圧を測定するわけではなく、いわば血圧の傾向を知らせるのだという。サムスンは既に、現行モデルの「Galaxy Watch4」で同じような血圧測定機能を導入しており、韓国や欧州など、法的に認可された一部の国と地域で利用できる。体温と血圧の測定機能のほか、非侵襲性の血糖値測定、睡眠時無呼吸の検出、自動車衝突事故の検知といった機能もひそかに取り組みが進んでいる、とする信頼度の高いうわさもある。
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