筆者の知っているユーザー(例えば家族など)は、WindowsだろうとmacOSだろうと、使っていれば際限なく次々と問題にぶつかっていた。それが、ChromeOSを使い始めたとたん、問題は消えてなくなるのだ。ChromeOSの使いやすさを、これほど端的に物語る事実はない。WindowsのノートPCやmacOSのノートブックを壊してしまう(その末に筆者に助けを求めてくる)ユーザーは後を絶たないが、Chromebookユーザーが同じような事態に陥ったケースは皆無だ。いや、「これ、どうやってプリンターにつなぐの?」と聞かれたことは何度かある。だが、問題はそこだけで完結する。
基本的に同等なハードウェア構成のノートPCを2台用意して、一方に「Windows 11」を、もう一方にChromeOSをインストールしたうえでパフォーマンスを比較してみよう。例外なく、ChromeOSの方が圧倒的に高速なことが分かるはずだ。
アプリの起動が速い(ChromeOSにインストールできるAndroidとLinuxのアプリも含めて)だけではなく、マシン自体の起動も速い。ChromeOSの起動には、他のどんなOSと比べても数倍の早さだ。
手頃な価格で高速なノートPCが欲しいのであれば、迷わずChromebookということになる。
Chromebookを使うようになってからの10年間で、トラブルがあったデバイスは、初代「Pixelbook」の1台だけだった(これは、Bluetoothとネットワーク機能に問題があった)。それを除くと、Chromebookでトラブルを抱えたことは一度もない。とにかく問題が起こらないのだ。もちろん、その理由の一部としては、ChromeOSの「大部分」がOSに見せかけたウェブブラウザーであるからという点もある。だが、LinuxとAndroidのアプリ対応を有効にしてもなお、トラブルに悩まされたことは一度もない。
ChromeOSの不安定なチャネルを使うときでさえ、OSの信頼性はWindowsより桁違いに高かった。これに反論する人がいるとしたら、それは間違いなく、ChromeOSを使いこなしていないということだ。
信頼性といえば、仮にChromeOSで動作が異常になったとしても、パワーウォッシュ(工場出荷状態へのリセットのこと)を実行し、Googleアカウントにログインし直せば、それだけですべてが元どおりになる。もちろん、発生していた問題はなくなっている。
工場出荷状態にリセットして、データもブックマークもアプリなども失うことなく正常な動作状態に復帰できるという点では、いかなるOSもChromeOSに太刀打ちできない。これも、競合他社では勝負にならない、確実に優位な点の1つだ。これまで、Chromebookの扱いについて心配したことは一度もない。それも、瞬時にパワーウォッシュし、ものの数分で作業に戻れると分かっていればこそだ。
Chromebookは、万人にとっての理想的な答えではないかもしれないが(Chromebookで本格的な動画編集や音声録音を試してみれば、たちまちストレスを感じるだろう)、平均的なユーザーにとって、Chromebookは最も安価で、現在最高の選択肢の1つだ。仕事も遊びもほとんどウェブブラウザーで済ませられると分かっているなら、ぜひChromebookに乗り換えてみよう。いろいろとシンプルになり、効率と効果が上がるはずだ。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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