KDDI、2022年も富士山頂で「au 5G」--7月上旬から、「富士山 Wi-Fi」も開始

 KDDIは6月23日、快適な通信環境の提供で安心、安全な富士登山をサポートするため、7月上旬から8月下旬まで富士山頂の5G、4G LTEのエリア化を実施すると発表した。

 また、ワイヤ・アンド・ワイヤレス(Wi2)では、2016年から富士山の開山期間中に提供している無料のWi-Fiサービス「富士山 Wi-Fi」を、7月から9月上旬までの期間、富士山の山小屋を含む46カ所で提供する。

 
 

 両社は、例年7月から9月頃までの富士山の開山期間に合わせて、4G LTEと「富士山Wi-Fi」による登山道、山頂、山小屋などの通信対策を実施している。2021年には、富士山頂における5Gのエリア化も実施していた。

 2022年も、登山道や山頂周辺、山小屋における4G LTEと富士山Wi-Fi通信環境を整備し、安全、安心な登山をサポートする。2021年以上に山頂の5Gエリアを拡大し、よりリアルタイムに感動を伝達できる環境を提供するという。

 なお、5Gエリアは富士山頂で、4G LTEエリアは富士山頂のほか、吉田口ルート(山小屋、登山口、登山道)、富士宮口ルート(山小屋、登山口、登山道)、須走口ルート(山小屋、登山口、登山道)、御殿場口ルート(山小屋、登山口、登山道)となる。

 ただし、富士山頂のお鉢巡りルートは、5G、4G LTE共に一部利用できない場所もある。加えて、電波の状況によっては、利用できない場合があるという。また、登山口、登山道では、1年を通して4G LTEの利用が可能となっている。

 Wi2が提供する富士山 Wi-Fiは、「SNSアカウント」または、「Eメール」で認証、活用できる。Wi-Fiの接続先で「Fujisan_Wi-Fi」を選択した後、ブラウザを起動してSNSアカウントを利用したログインまたはメールアドレスを入力し、返信されたURLにアクセスすればログインできる。

 アクセスポイントは 「au Wi-Fi アクセス」と「ギガぞうWi-Fi」に対応する。それぞれのアプリを利用している場合は、自動的かつ、安全にWi-Fiに接続し利用できるという。

 

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