KDDIは1月13日、オンライン特化の新ブランド「povo on au」に加え、新料金プラン「使い放題MAX 5G」「使い放題MAX 4G」を3月に、「UQ mobile」ブランドの新プラン「くりこしプラン」を2月1日に提供開始すると発表した。本稿では、使い放題MAX 5G/4Gとくりこしプランについて紹介する。
使い放題MAX 5G/4Gは、月額6580円(以下、すべて税別)でデータ通信を無制限で利用できるプラン。割引を設けないpovoと異なり、「家族割プラス」や固定回線とのセット割引「auスマートバリュー」などが適用可能。これまで存在していた割引期間なども撤廃しており、各割引施策を組み合わせると月額4480円から利用できる。また、月の通信量が3GB以下の場合、1500円を割引する。
今回の新プランは、現在提供している「データMAX 4G」「データMAX 5G」と比べると、前者で1070円、後者で2070円の値下げとなる。また、すでに発表されている「データMAX 5G Netflixパック」や「データMAX 5G with Amazonプライム」といった、OTTサービスとのセットプランについても、3月までに見直す予定としている。
なお、テザリングやローミングを利用する場合、月30GBまでの上限が設けられているほか、大量のデータ通信利用時、混雑時間帯、動画などの視聴時には通信速度を制限する可能性があるとしている。
UQ mobileのくりこしプランでは、S/M/Lの3プランを用意。プランSは、データ容量3GB(容量超過時で最大300kbps制限)で月額1480円。プランMでは、15GB(同最大1Mbps)で月額2480円。プランLでは、25GB(同最大1Mbps)で月額3480円となる。余ったデータ容量は翌月に繰り越される。
同プランでは、通信量を消費しない「節約モード」や通話オプション、UQでんき、auスマートパスプレミアムなどとの連携が可能なほか、2021年夏には5Gへの対応を予定している。また、オンライン特化のpovoと異なり、UQ mobileショップでサポートを受けられるのも一つのメリットとなっている。
現行のプランと比較すると、プランSは容量そのまま、プランM/Lは5GB増量した上で500円の値引きとなっている。なお、プランLは、2月に提供開始を予定していた「スマホプランV」の内容を見直したもの。同プランは、政府による携帯料金引き下げの動きを受けて登場したものだったが、その役割はpovoにバトンタッチしたように見える。
今回の新プラン導入によりKDDIでは、データ使い放題はau、オンラインに特化したpovo、シンプルかつコストパフォーマンスに優れるUQ mobileの3ブランド体制で展開する。なお、各ブランド間の移行手数料も0円となる。
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