米メリーランド州ボルチモア近郊にあるAppleストアの従業員らが、労働組合の結成を投票で可決した。米国時間6月18日の発表で明らかになった。米国に270店舗以上ある同社ストアで初の労組結成となる。
The New York TimesやWashington Postなどの記事によると、国際機械工・航空宇宙労働者協会(IAMAW)への参加について、65人の従業員が賛成票、33人が反対票を投じたという。
米国の複数のAppleストアで労組結成の動きが加速しており、今回の投票結果は、Appleの店舗従業員にとって転換点となるものだ。
That feeling when you form the first union at Apple in America. Congrats, @acoreunion!
— Machinists Union (@MachinistsUnion) June 19, 2022
Welcome to the Machinists Union! #1u pic.twitter.com/U7JzwXcoz7
労組結成の動きが加速しているのは、Appleだけではない。Googleの従業員らは、Alphabet Workers Union(AWU)の結成を2021年初頭に開始した。この動きは、ミズーリ州の契約業者グループにも広がり、3月には同州でGoogle Fiberの契約業者が、初となる労働組合を結成し、AWUと契約した。
Amazonの倉庫で働く従業員らの間でも4月、複数の大きな労組結成の動きがあった。ニューヨーク州スタテンアイランドの倉庫で働く従業員らは、米国におけるAmazonの従業員として初めて労組結成を可決した。一方、アラバマ州の従業員らは、労組結成に失敗した。
大手ハイテク企業の多くが、労組結成に抵抗している。Amazonは、自社倉庫での労組結成投票の1つを妨害しようとしたとして米連邦当局に批判され、Appleも、労組結成の動きを阻止しようとしたとして批判されている。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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