米アトランタにあるApple Storeの従業員らは、労組結成のための投票を断念したと報じられている。主催者らは、6月2日の労組結成投票の要請を取り下げ、労組結成を阻止しようとするAppleの行為を非難した。
アトランタのカンバーランドモールにあるApple Storeの労組結成を目指す従業員らを代表する全米通信労働組合(CWA)はBloombergへの電子メールで、全国労働関係法に違反するAppleの行為により「自由で公正な投票が不可能になった」と主張している。また、従業員の中に新型コロナウイルスの感染者が出ていることにより、投票資格のある従業員らによる安全な投票が制限されることも懸念しているという。
従業員らはCWAとともに4月、全米労働関係委員会(NLRB)に労組結成投票を申請した。NLRBの規則によると、今回の選挙を取り下げると、投票は中止され、CWAは6カ月待たなければ、これらの従業員を代表した再申請はできないという。
カンバーランドモールの従業員らは、労組結成を目指す2つのApple Store従業員グループのうちの1つだ。もう1つのグループは、Fruit Stand Workers Unitedという団体の下で労組結成を目指す、ニューヨークのグランドセントラル駅にあるApple Storeの従業員ら。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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