Elon Musk氏は米国時間6月16日、Twitter従業員からの質問に答えた。Twitterに対する同氏の440億ドル(約5兆8000億円)での買収提案が、コンテンツモデレーションやリモートワークなどさまざまなことに及ぼす影響について、質問があったと報じられている。
The New York Timesによると、Musk氏は7500人を超える同社の従業員らに対し、多様性のある職場と多様性のあるユーザー層の両方に全力で取り組むと語ったという。電気自動車メーカーTeslaと宇宙開発企業SpaceXも経営するMusk氏は、Twitterの利用者数を10億人以上にしたいと表明した。これが「インクルージョンの最も明確な定義」になると語ったとされる。Twitterの直近の決算報告では、Twitterのデイリーユーザー数は2億2900万人となっていた。
同氏は、コンテンツモデレーションに対する自由放任主義的なアプローチも提案した。
「人々が言いたいことを言えるようにするべきだ」と、同氏はTwitterの従業員らに語ったという。
Musk氏は4月に合意した、1株あたり54.20ドルでのTwitter買収を、再交渉または破棄しようとしているのではないかという憶測が広まっている。その買収金額は、Musk氏がTwitter株式の9.2%を取得したことを公表した前営業日にあたる、4月1日のTwitter株価終値に38%上乗せした金額だ。Musk氏は、Twitterの株式非公開化を計画している。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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