YouTubeは米国時間6月15日、「TikTok」と競合する縦長のショート動画投稿フォーマット、「YouTubeショート」を視聴しているログインアカウントが、月間15億人を超えたことを明らかにした。一方、TikTokが2021年9月に発表した最新の数字によれば、TikTokアプリの月間利用者は10億人を超えている。
世界最大のオンライン動画プラットフォームであるYouTube全体でみると、月間利用者は20億人を超えている(ただし、この数字は3年以上更新されていない)。
Googleが擁する巨大動画サイトYouTubeは、ショートを武器に、中国企業の字節跳動(バイトダンス)が運営するソーシャル動画アプリ、TikTokが巻き起こした一大ブームに対抗する取り組みを続けている。YouTubeがショートのサービスを始めてからは2年も経っておらず、インドで初公開したのち、米国をはじめ世界各国にサービスエリアを拡大してきた。
YouTubeの最高プロダクト責任者のNeal Mohan氏は、「同プラットフォーム内のこれら複数のフォーマットをどう活用するかという点で、クリエイターたちは非常に斬新なアイデアを見せてくれた」と述べている。「ショートに関しては、私たちの旅はまだ始まったばかりだが、今後もYouTubeの欠かせない要素であり続けるのは間違いない」
YouTubeは15日、ショートのオーディエンスの増加が、ショート、通常の長尺動画、ライブ配信、オーディオなど、YouTubeのさまざまなフォーマットで投稿素材を創り出す「マルチフォーマットクリエイターの拡大」に拍車をかけていると説明した。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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