アップル、Appleシリコンの次世代チップ「M2」を発表--CPUは18%、GPUは35%高速に

坂本純子 (編集部)2022年06月07日 05時32分

 アップルは6月7日、開発者イベントWWDC 2022で、Appleシリコンの次世代チップ「M2」を発表した。M2は、同日刷新されたMacBook Air(税込16万4800円から)と13インチMacBook Pro(税込17万8800円から)に搭載される。7月に発売予定だ。

 AppleシリコンはMacのために設計されたもので、MacOSと組み合わせることで高速で電力効率の高いパフォーマンスを特長とする。3月に発表された「M1」プロセッサーシリーズで最も高性能な「M1 Ultra」に続く発表となる。

M2は、M1より25%多い200億個のトランジスターで構成される
M2は、M1より25%多い200億個のトランジスターで構成される
M1シリーズ。3月に発表した「M1 Ultra」は、1140億個のトランジスターで構成される
M1シリーズ。3月に発表した「M1 Ultra」は、1140億個のトランジスターで構成される

 M2ではエフェクトを重ねた音楽制作や、写真に複雑なフィルタを適用するなど、CPUに負荷のかかるタスクをより少ない電力で処理できるようになった。

 第2世代の5ナノメートルテクノロジーを使用して構築されたM2は、18%高速になったCPU、35%パワフルになったGPU、40%高速になったNeural Engineを搭載する。また、M1と比べて50%高いメモリ帯域幅と、最大24GBの高速ユニファイドメモリも備える。

M2のCPUは、より高速な性能コアと強化した効率コアを搭載し、組み合わせることでマルチスレッド性能をM1より18%向上
M2のCPUは、より高速な性能コアと強化した効率コアを搭載し、組み合わせることでマルチスレッド性能をM1より18%向上

 M2のシステムオンチップ(SoC)設計は、強化された第2世代の5ナノメートルテクノロジーを使用して構築され、M1より25%多い200億個のトランジスタで構成される。トランジスタの増加により、M1より50%高い100GB/sのユニファイドメモリ帯域幅を実現するメモリコントローラなど、チップ全体で機能が向上。また、M2は最大24GBの高速ユニファイドメモリを備え、より規模が大きくより複雑なワークロードも処理できるとしている。

 最新のWindowsノートPCの10コアチップと比較して、M2に搭載されたCPUは同じ電力レベルで約2倍のパフォーマンスを実現するほか、4分の1の電力でそのWindows PC用チップのピークパフォーマンスを達成するという。また、12コアチップと比較すると、M2は4分の1の電力で、その12コアチップのピークパフォーマンスの約90%を提供するとしている。

最新のWindowsノートPCの12コアチップと比較すると、M2は4分の1の電力で、その12コアチップのピークパフォーマンスの約90%を達成するという
最新のWindowsノートPCの12コアチップと比較すると、M2は4分の1の電力で、その12コアチップのピークパフォーマンスの約90%を達成するという

 また、M2はM1より2つ多い最大10コアのAppleの次世代GPUを搭載。より大きくなったキャッシュと、より高くなったメモリ帯域幅との組み合わせにより、10コアGPUはグラフィック性能の大幅な向上を実現し、同じ電力レベルでM1より最大25%高いグラフィック性能と、最大の電力レベルで最大35%高いパフォーマンスを達成するという。

同日刷新されたMacBook Airと13インチMacBook Proに搭載される。
同日刷新されたMacBook Airと13インチMacBook Proに搭載される。

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