Microsoftは年次開発者会議「Microsoft Build」で、「Teams」と「Power Platform」の開発者に向けた新たなツールと機能を発表した。Buildでは50もの新しい製品と技術が発表されている。
Teamsには「Live Share」機能が加わる。これは、受け身の画面共有を超えた機能を実現するもので、参加者はミーティングの中で一緒にコンテンツの視聴、編集や注釈、作成などを実行できる。開発者は、「Live Share SDK」の開発者向けプレビュー版を使って、既存のTeamsアプリを拡張してミーティングでの新たなLive Share体験を構築できる。
Microsoftはまた、Power Platformファミリーの第5のプロダクトとして「Power Pages」のプレビューを発表した。これは、ビジネス向けウェブサイトを構築するための開発とホスティングのプラットフォームだ。PCとモバイルに対応するサイトをローコード開発で公開することができ、カスタマイズ可能なテンプレートを使ってサイトを構築することも可能だ。
Microsoftは、Power Appsの新機能「express design」も発表した。これにより開発者は、画像、文書、「Figma」のデザインファイル、「PowerPoint」ファイルなどをアプリに変換できる。Microsoftのコグニティブ人工知能(AI)技術を駆使して入力をスキャンし、実用的なアプリのコントロールを生成するものだ。同社はまた、「Power Automate」の新しい従量制プランを追加し、組み込みSDKのアップデートを実施する。これにより、開発者、顧客、独立系ソフトウェアベンダー(ISV)がサードパーティーアプリにPower Automateを組み込み、利用した分だけを支払うことが可能になる。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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