ついに、Google初のスマートウォッチの姿が明らかになった。「Pixel Watch」と名付けられ、米国時間5月11日に「Google I/O」カンファレンスで先行披露されたものだ。同日には、新しい「Tensor」チップを搭載した「Pixel 6a」および「Pixel 7」と、ワイヤレスイヤホン「Pixel Buds Pro」も発表され、「Android 13」も紹介されている。
といっても、今回の発表はあくまでもプレビューにすぎず、Pixel Watchの全貌は明らかになっていない。つまり、(いくつか例を挙げると)価格やバッテリー持続時間、ヘルスセンサーなど、詳細の多くは不明のままということだ。2022年秋のリリースが近づけばより詳細な情報が発表されるだろうが、ここでは現時点で分かっていることをお伝えしよう。
11日の発表によると、Pixel Watchの正式なリリースは2022年の秋になるという。詳細な日時はまだ確定していないが、Googleが秋に製品をリリースする場合、9月の後半から10月というのがこれまでの定番だ。例えば、「Pixel 6」は2021年10月19日のイベントでデビューしているし、「Pixel 5」は2020年9月30日のプレスカンファレンスで発表されている。
Googleから共有されている数少ない情報が、Pixel Watchの外観だ。事前にリークされていたとおり、文字盤は円形のドーム型デザインで、ガラスの縁が丸みを帯びているように見える。本体の素材はリサイクルされたステンレスで、「Apple Watch」と同じように触覚機能を備えた竜頭がある。カスタマイズ可能なバンドも提供される予定だ。
現時点での情報を総合すると、Pixel Watchの外観はApple Watchやサムスンの「Galaxy Watch4」をはじめとするハイエンドスマートウォッチのライバルにふさわしいものになっている。
当然ながら、Pixel WatchはWear OSプラットフォームを採用している。ソフトウェアについては、「滑らか」で「操作しやすい」という特徴以外、Googleからはほとんど語られていない。Googleのデバイスおよびサービス担当シニアバイスプレジデントのRick Osterloh氏はOSについて、「タップと音声操作に対応し、一目でわかりやすい」とした。プレゼンテーションでは、「Googleマップ」「Googleウォレット」「Google Home」「Googleアシスタント」などのアプリの動作が簡単に実演された。
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