Googleは開発者会議「Google I/O 2022」で、「Android」スマートフォンの一部機能を自動車のディスプレイで使えるようにする「Android Auto」アプリの次世代版を披露した。2022年夏に提供開始を予定している。刷新されたインターフェースには、分割画面レイアウトが追加されており、簡単な操作のためにホーム画面に戻る回数が減るため、マルチタスクがより簡単になるはずだ。
Android Autoは、2014年のGoogle I/Oで初めて発表され、その翌年に初めて自動車やアフターマーケットのヘッドユニットがこれに対応した。Googleによると、世界中で現在、ほぼすべての主要自動車メーカーから提供されている、1億5000万台以上の車両でAndroid Autoが利用されているという。
新しいAndroid Autoはディスプレイのサイズに合わせて画面の拡縮が可能で、スタンダード、バーティカル、ウルトラワイドの各ディスプレイサイズに適応できる。下部(ウルトラワイドの場合は左側)にあるバーの片側に、アプリの起動、通知、「Googleアシスタント」のショートカットが並ぶ。もう一方の端にはステータスアイコンが並び、信号の強さ、本体のバッテリー残量、時刻が分かる。ディスプレイの主要部分は、今回、3つのセクションに分かれた。そのうち2つは、運転中の優先順位が高いナビゲーション操作とメディア操作に充てられる。
3つ目のセクションは、状況によって内容が変化し、単なる時計になることもある。移動を開始すると、目的地への予定到着時刻が、シェアするためのリンク付きで表示されるようだ。メッセージが届くと、このスペースにプレビューが表示され、返信などの操作を待つ。また、メッセージを受信した場合は、「Pixel」デバイスと同じように、GoogleアシスタントのAIが提案するクイック返信(「OK」や「向かっています」)を使い、ワンタップですぐに返信できる。もちろん、今まで通り音声入力で好きな文面を作成して返信することもできる。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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